●フューズボックスを現代化する

 SJ10,20は、フューズボックスの接触不良による始動不能というトラブルが時々発生します。通常イグニッションONで点灯するCHG、OIL、BRAKE各警告灯が消灯したままで始動不可能な場合はここに問題があります。たいていの場合は、フューズボックスをガタガタと揺すってやると復活します。定番のスターターリレー不良と共に、気持ちの良いものではありません。

 普段は電極を綺麗に清掃して維持していたのですが、管フューズを使用しているので構造的に接触不良が発生し易く、場合によってはフューズの溶損を招くので、この際ブレード型のフューズにボックスごと換装してしまうことにしました。このあたりの流用ではスズキのGSX-Rやバンディットのものが使いやすそうでしたが、MINI用のキットを見つけたのでこれにしてみました。Le Mansというメーカーの4ウェイホルダーです。値段は3500円でした。

 加工は配線をSJ20に合わせるくらいで簡単です。ネジ留め式で気の利いたカバーもセットされているので、SJ10,20純正のように激しく走るとカバーが落ちたりということがありません。同時に、もうひとつの要であるフュージブルリンクも新品に交換しました。非常に簡単で、お勧めの改良です。